2023/07/21 17:16
あなたが飾っている花は長く持っていますか?
もし花持ちが良くないのであれば、今回お伝えすることが役に立つかもしれません。
花持ちが良くないと、水が下がってしおれた花や散ってしまった花びらを見て落ち込みますよね。
花が長く持たないのは原因があり、その原因に対処していくことで花持ちは格段に良くなります。
いつも綺麗で長持ちする花なら、気分が上がって毎日が楽しくなりますよね。
今回は花が長く持たない3つの原因についてお伝えしていきます。
【原因1.鮮度】
花の鮮度は、花が長く楽しめるかどうかに大きな影響を与えます。
鮮度の良いしっかりした花を選ぶことが何より大切。
鮮度が落ちている、または状態がよくない花を選んでしまうと、花持ちが1週間以上も変わる場合があります。
お肉もお魚もお野菜も、やっぱり鮮度が大切ですよね。
また花の種類によっても花持ちの良し悪しがあります。
例えばカーネーションは2週間近く持つこともあれば、ダリアの品種によっては1週間ほどで花びらが散ってくる品種もあります。
花の鮮度を保つ1つの方法として「水切り」があります。
茎の切り口を水の中につけてハサミでカット。
切り口を新しくしてあげます。
水切りをしてあげると茎の切り口が新しくなり水を吸い上げやすくなります。
水を吸い上げやすくしてあげることで花を楽しめる期間が長くなります。
何より鮮度の良い健康的な花を選ぶことが大切です。
【原因2. 管理方法】
花を飾った後の管理も花持ちの長さに関係します。
一番簡単にできるのが「水替え」です。
文字どおり水を変えることですが、この時に花のメンテナンスを一緒にしてあげます。
具体的には「水切り」を始め、傷んでいる花や葉の掃除。
茎のぬめりを取ってきれいにします。
ぬめりは雑菌が繁殖して切り口の詰まりをおこします。
切り口が詰まると水揚げ力が弱くなり、元気に花を咲かせてくれなくなります。
ですからきれいにぬめりを取ってあげましょう。
終わった花や傷んでいる葉を取り除いておかないと、水や栄養を傷んでいる花にも送ってしまいます。
もったいないですよね。
それよりは、これから咲いてくるつぼみや新芽に栄養が届いた方がいいですよね。
ですから花の掃除は大切なんです。
水替え時に花器も綺麗に掃除してあげると雑菌がなくなり、水を吸い上げやすい状態になります。
【原因3.置き場所】
花の置き場所も花持ちに関係あります。
以下の3点に気をつけましょう。
【日光】
室内に飾る花は直射日光を嫌がります。
花自体が熱により弱ったり、茎や葉が変色して傷んでしまうことがあります。
花瓶に生けた花は窓から入る間接的な光、またはレースのカーテン越しの柔らかい光を好みます。
【温度・湿度・気温差】
花は極端な高温や低温、高い湿度の環境が苦手です。
夏場は22~23度まで、冬場は12度以上が望ましい。
高温だと早く咲き、すぐに満開になってしまいます。
一方で低温過ぎると花を咲かせることが出来ません。
つぼみのまま黒く変色して傷んでしまいます。
また湿度が高すぎると花弁が蒸れてシミになることがあります。
さらにつぼみは咲かないまま、黒の変色して傷んでしまいます。
温度差も落差がありすぎると、植物自身が変化に対応できずに弱ってしまいます。
湿度や気温差も人間が適温と感じるぐらいが望ましいですね。
【空調】
花は空調の風が直接当たるのも苦手。
自然の風と違い、一定量の風がずっと当たるからです。
夏場は冷風が花を冷やし、冬場は暖房が花を暖めます。
これにより、花や葉の中から乾燥して潤いがなくなり傷んでしまいます。
「えっ?花って涼しい方が長く持つ気がするけど・・・」。
そうです。その通り。
気をつけて欲しいのが、涼しい部屋は花が長持ちしますが、冷房の風が直接当たるのは避けたい。と言うことです。
ちょっと分かりにくいですよね。
つまり、一言でまとめると「空調の風には当てないで」です。
【まとめ】
今回は花が長持ちしない3つの原因についてお伝えしました。
1. 鮮度
2. 管理方法
3. 置き場所
この3つの状態を花にとって快適にしてあげることで花持ちは格段に長くなります。
花が長くきれいだと気持ちいいですよね。
3つの原因のケアをぜひお試しください。